紫外線の影響

夏の日差しが感じられる季節になってまいりました。太陽から降り注ぐ紫外線量は、一年通して同じではありません。特に５月から９月頃までは紫外線量が多い日が続きます。紫外線の悪い点は日焼けやシミ、そばかすの原因になったり肌の老化を早めたり、体の免疫力を低下させる事が最近の研究でわかってきているようです。一方、良い点としてカルシウム代謝に重要なビタミンDを作ったり殺菌効果での消毒や光線治療などで医療に使われています。

肌が日焼けをしてやけどの様な状態になるように、毛髪もやけどの様な状態になります。その為、乾燥、強度の低下、表面の粗雑化、色素や光沢の消失やカラーリングの褪色などの影響が出ます。
ちなみにプールや海水浴などで髪が濡れた状態で紫外線を浴びるとダメージはさらに大きくなります。

天気の変化によって、紫外線量は変動しますが快晴の時を100％として薄曇で90％近く,曇り空でも50％前後の紫外線が地上に降り注ぎますので紫外線対策などのケアが必要です。

紫外線の種類

紫外線は波長によってUV-A・UV-B・UV-Cの３つに分かれています、実際に太陽から地表に届くのはA・BだけでCは大気圏でオゾン層などで吸収され地表には到達しません。

UVケアスプレーに書いてある【PA】と【SPF】って何？

UV-A（紫外線A波）の防止効果を示す値

「PA＋」～「PA++++」1〜4の4種類で表記され、＋が多いほど高い防止効果を発揮します。

UV-B（紫外線B波）の防止効果を示す値

SPF1～SPF50+までで表記値が大きいほど高い効果を発揮します。

真夏の太陽光線で皮膚に赤みが生じてくる時間は個人差がありますが約20分いわれています。それをもとにSPF30の場合の効果時間は

20分×30＝600分

となり、約10時間程度の効果が期待できるという事になります。

地表に届くUV-Bはわずか5％程度ですが人体に与える影響が大きいため、外にいる時は特にUV-Bに気をつけましょう。UVスプレーを２時間おきに塗りなおすのなど、こまめに塗り直すのが効果的です。

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